おかえりモネタイトルバック

NHK 連続テレビ小説

TV Drama Titleback - Art Direction + Director of Photography

2021年度前期のNHK連続テレビ小説として放送された『おかえりモネ』。放送60周年記念作品。「海の町」宮城県・気仙沼沖の島で生まれ育ち、「森の町」登米で林業や山林ガイドの仕事に就いた永浦百音。ある出会いをきっかけに気象予報士を目指すようになり、東京の気象予報会社で働くが、天候によって人の人生が左右されることを痛感。個性的な先輩や同僚との交流を通して、失敗と成功を繰り返し成長していく物語。本作のTitlebackを手がけた林響太朗は、脚本を読み込み、企画を練った。「自然はすべて水からできている」「循環」という言葉から、「めぐりめぐる」「四季折々」などの言葉を連想し、自然・空・太陽・緑などの色彩がぐるぐると回るイメージを発想。ドラマのストーリーから、どのような想いを汲み、どのような映像にするか、ペンを走らせ、主演の清原果耶氏をはじめ製作陣に手紙を送り、企画を推敲。2011年3月11日の東日本大震災を経て10年。さまざまな想いや年月を受け止めるドラマ。気仙沼の撮影地も綿密に打ち合わせを重ねた。