どうする家康 タイトルバック
Edition #3
NHK 大河ドラマ
TV Drama Titleback - Art Direction
タイトルバックを三作品用意するというのは企画当初に話し合っていました。一つ目は幼少から青年期の家康を描く初期、二つ目は翻弄される家康を描く中期、そして天下人へ。初期は浅い色彩と抽象表現で表現し、中期はそこへ黒や赤、金といった人間の欲のようなものを取り入れました。そして今回の三つ目は抽象から具象へ、つまり夢や思想が形になっていくことを表現しました。家臣などの仲間の絆、そして畝る波のような時代の変遷の先に民や町が見えてくる。それら全てをじっと見ている富士の山。その後200年以上も戦のない太平が続くのを歓迎するように桜が舞う。タイトルバックというものはドラマ本編の入り口の語り部として、まるで窓の外に広がる庭のような部分だと思いながら制作しました。このタイトルバックの制作に尽力したスタッフ全員に感謝するとともに、音楽の稲本さん、そして大河スタッフの皆さんに感謝いたします。
— 映像工芸作家 菱川勢一
Direction & Edit : Seiichi Hishikawa (DRAWING AND MANUAL)
Animation & Design : Marina Takahashi, Ayaka Takamatsu, Seiichi Hishikawa (DRAWING AND MANUAL)
Logo Design : GOO CHOKI PAR
Line Produce : Noritaka Moriguchi (DRAWING AND MANUAL)
Production : DRAWING AND MANUAL
Music : Hibiki Inamoto
Music Play : NHK Symphony Orchestra
TV Station : Japan Broadcasting Corporation
More Info