とにかくつくることが好きで、
いまもなにかをつくっている。

人が想像できることは、必ず実現すると
誰かが言ったように、
こうありたいと願う未来の姿を描いている。

世界観と細部を、同時に徹底的にこだわることで、
いつかみた夢のような、
記憶の奥底に響くビジョンをつくっている。

簡単には受け入れられない現実を、
心にそっと軟着陸させるために、
感情の起伏をデザインしながら、
物語を紡いでいる。

踊りたくなるような、叫びたくなるような、
笑いたくなるような、
誰かの心を震わせるきっかけをつくっている。

伝えなければならない想いを、
声の限り伝えるために、
見たこともないような右脳の使い方に、
静かに挑んでいる。

言葉に長けていない子どもたちこそが、
クリエイティブを最も理解できると信じ、
敬意と憧れを持って学びあっている。

とにかくつくることが好きで、
ガラクタに囲まれた薄暗い半地下で、
ぼくたち、わたしたちがそうであったように、
世界のどこかに住む誰かの心を震わせるなにかを、
つくれたらいいなともがいている。

なによりも、つくることで、
ぼくの、わたしの心は震える。

Good Vibration.